卓球Tリーグは8日、オンラインで会見を開き、2020―21年シーズンに向けた新体制を発表した。

 リーグ創設から2シーズンにわたってチェアマンを務めた松下浩二氏(52)が任期満了で退任し、新たなトップに日本卓球協会専務理事の星野一朗氏(65)が理事長として就任。

 星野氏は「今後は国内のみならず海外にも多く発信できるように取り組んでいきたい」と抱負を述べた上で新事業に〝リーグの5G〟を掲げた。

 その中身は、海外に目を向けた「Global」、ファン拡大を目指す「Grouping」、各地協会との連携を図る「Grow up」、新技術を使った新たな展開「5th Generation」、内部統制を重視した組織づくり「Governance」というもの。

 特にリーグ活性化に欠かせないのが国際的な交流で、海外から有力選手が参加することに伴う海外放送配信権の販売や各国リーグ王者による「ワールドファイナル」の実施を計画しているという。

 星野氏は「まだ公表できるようなことはない」としながらも「ヨーロッパでチャンピオンズリーグをやっているように私たちもアジアでチャンピオンズリーグみたいなものができれば。一番身近にいる中国と何かできないかということを探っている」と構想を明かした。

 21―22年シーズンは男女各6チームで実施するプランもある。リーグの〝第2章〟はどうなっていくのか。