【卓球】伊藤美誠の実力を中国ファンが警戒

2020年03月10日 16時40分

帰国した伊藤はマスク着用で取材に応じた

 卓球女子で東京五輪代表の伊藤美誠(19=スターツ)に“王国ファン”がざわついている。

 ワールドツアー・カタールオープンではシングルスで準優勝。準決勝でリオ五輪金メダルの丁寧(29=中国)をストレートで破ったが、決勝は世界ランキング1位の陳夢(26=同)に敗れた。しかし卓球王国トップとの“前哨戦”が実現したことで、悲観した様子はない。9日に帰国した際も「気持ちの部分が良ければ頭もフル回転するし、足も動く。(特に準決勝では)練習してきたことができた」と前向きに振り返った。

 そんな中で、中国メディアは優勝した陳夢を大きく取り上げ「伊藤とは五輪で再戦する可能性がある」と報じた上で、今回を含め陳夢に4戦全敗となった伊藤が「呪いを破るか」、頂点に君臨する陳夢が「支配し続けるか」と対比している。

 この記事に反応した中国のファンからはネット上で「日本チームのレベルが高くなっているということではなく個人(伊藤)が高度になっているということ」「(中国は)水泳は日本ほど良くないが、卓球に関して大きな問題はないはず」と自信の声が上がる。

 そうした一方で「日本のレベルはますます高くなっている」「伊藤はとてもパワフルなので、気をつけてください」と強い警戒感を示す意見も出てきた。カタールでは水谷隼(30=木下グループ)と組んだ伊藤が中国ペアを下して混合ダブルスを制したこともあって、中国のファンにとっては伊藤がますます厄介な存在になりつつある。

 今後の日程は流動的で、次回の国際大会もはっきりしない状況。それでも日本の女王は「目の前の試合を意識して実力を上げていくのみ」と自然体で突き進む。