【卓球】張本にエースの圧 全日本選手権V逸、ドイツオープン1回戦負け

2020年02月05日 16時40分

五輪本番まで半年を切り、張本がスランプに陥っている

 卓球男子で東京五輪代表の張本智和(16=木下グループ)が、壁にぶち当たっている。

 優勝候補として臨んだ1月の全日本選手権で準優勝に終わり、今年最初の国際大会となった同月末のワールドツアー・ドイツオープンではまさかの1回戦敗退。男子代表の倉嶋洋介監督(43)は「全日本で負けたことが影響しているというのはあまり感じていない」と話しながらも、張本のプレー面での課題を次のように指摘する。

「要因はフォアハンドがあまり良くないこと。チャンスボールを決めきれず、ボールの威力がないのですぐ打ち返されてしまう。結構パワーがついてきているにもかかわらず、フォームが小さくなっている」

 一方でドイツでの敗戦は精神的ショックも大きかったようだ。倉嶋監督によれば、張本のコーチで父の宇さんが「相当落ち込んでいて(今後の)Tリーグの試合にも出られるか心配」と話しているとか。同監督も「いつも1日くらいでパッと変わるけど、今回は2~3日ずっと落ち込んでいたのでちょっと心配している」と不安を隠せない。

 2018年のワールドツアー・グランドファイナルで史上最年少優勝を飾るなど、張本はこれまで“純粋なチャレンジャー”として実績を残してきた。しかし、10代半ばで日本男子のエースとなったことで、必要以上の重圧を感じている可能性は否めない。

 ドイツでは五輪代表の水谷隼(30=木下グループ)がシングルス8強ながら復調を感じさせた。倉嶋監督が「選手は短期間でガラッと変われる。今回の張本も短期間で変われるような刺激や言葉を与えられたら」と話したように“V字回復”を目指すしかない。