卓球女子で東京五輪代表の平野美宇(19=日本生命)が4日、ワールドツアー・ドイツオープンを終えて羽田空港に帰国した。

 今年最初の国際大会は大きな収穫となった。石川佳純(26=全農)とのダブルスでは決勝で中国ペアの陳夢(26)、王曼昱(20)組に敗れ準優勝。先月は全日本選手権やTリーグの試合などで十分な練習時間を確保できず、2人での調整は現地に入ってからだった。それでも平野は「2か月ぶりくらいに組ませてもらったので、どんな感じかなと思ったけど、間を感じさせないくらい良かった」と振り返った。

 五輪団体戦でもダブルス起用が濃厚の石川とは積極的にコミュニケーションを図って信頼関係を深めているという。相手は年上ながらインスタグラムの話題になれば「(お互いアカウントがあるので)どんな写真を載せようかと話したりする」と女子トーク。だが、ウオーミングアップ中に音楽が流れれば「(石川さんに)『この曲知らないよね?』とか聞かれて、知っていたり、知らなかったり…」と時には“ジェネレーションギャップ”もあるとか。

 また、今大会準決勝後には石川がツーショットを自撮りした際に「多分、アプリを使ったほうが盛れますよ」(平野)と提案したことも明かした。

 代表選考レースで石川に一歩及ばなかった平野だが、今では「ダブルスを頑張ろうと話している」と意気投合。さらに「1+1が2以上になれば」とレベルアップへ意気込みを語った。