【卓球全日本選手権】伊藤美誠 東京五輪のビデオ判定導入に「すごくうれしい」

2020年01月16日 16時30分

 国際卓球連盟(ITTF)が東京五輪でのビデオ判定導入を発表し、日本選手からは歓迎の声が上がっている。

 全日本選手権(大阪)に出場中の男子代表の張本智和(16=木下グループ)は15日、「一番フェアな状況で試合ができることは大事なこと。エッジ、サイド(の判定)を全員が納得できる結果であれば、試合にも影響はないと思うのでいい。自分は少しでも『あれっ?』と思ったら使いたい」とコメント。昨年の世界選手権ダブルスで“疑惑の判定”を受けた女子代表の伊藤美誠(19=スターツ)は「ビデオ判定があることで試合だけに集中できる。すごくうれしい」と話した。

 今やビデオ判定は他競技でも次々と導入され、おおむね好評。卓球はやや後進的なイメージだが、これについて協会幹部は「卓球の場合は選手同士が審判。ビデオ判定が遅れた要因はフェアプレーがあまりにもまかり通ってきすぎたから」と指摘。審判が配置されながらも選手による“裁量判定”で試合を進行し「今までレット、エッジ、入った、入っていないというのをお互いが認める世界だった。だから(ビデオ判定を)導入しなくてもすがすがしく決めていた」という背景もある。

 一方、別の協会関係者は「国際大会に出るような選手は全部認めている。でも、一部はなかなか認めない地域もあって、過去にクレームがついた試合はほとんどそういう地域の選手が対象。日本の選手が対象になったことはないのでは。日本の選手はフェアプレー精神で入った、入らないはまじめに答えるので」と証言した。

 ビデオ判定導入は選手にとってはありがたい話だが、根底にあるべき“スポーツマンシップ”だけでは通用しなくなったことの表れかもしれない。