【卓球】平野美宇との選考レースついに決着も…石川佳純に中国から厳しい声

2019年12月13日 12時00分

【中国・鄭州発】これが“現実”なのか。卓球のワールドツアー・グランドファイナル女子シングルス1回戦で、東京五輪代表の残り1枠を争う石川佳純(26=全農)と平野美宇(19=日本生命)がそれぞれ中国選手に完敗。これまでの世界ランキングポイントで上回る石川が代表入りを確実にした。長く激しい選考レースで死闘を繰り広げてきた日本女子だが、改めて卓球王国に強さを見せつけられた格好だ。

 地元中国の卓球ファンの間でも、1回戦での両者の結果が日本の代表2枠目を決めることは知られていた。中国語を流ちょうに操り、愛嬌のある石川には大声援が送られたが、世界女王の劉詩ブン(28)に0―4とはね飛ばされた。これで劉には実に12連敗。平野も世界ランク18位で中国ではトップ級と言えない王芸迪(22)に敗れた。運命を決める大一番ですら、2人とも王国に歯が立たなかったのだ。

 すでにシングルス代表に決まっている伊藤美誠(19=スターツ)こそ中国勢を脅かす存在。だが、続く選手がなかなか出てこない。平野には団体メンバーに選ばれる可能性が残されるが、中国のサイト「騰訊」には「石川だろうが平野だろうが、中国代表に対する重圧は大きくはない。平野は最初は驚かせたが、次第に普通になってしまった」との厳しい記事も…。

 3度目の五輪出場を決めた石川は「世界の舞台で最高のプレーができるようにしたい」と話す。東京五輪までに何とか対中国勢の打開策を見いだしたいところだが、残された時間はわずかだ。

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