【卓球】張本を破った世界ランク1位・樊振東の怖さ

2019年12月03日 16時30分

張本は自ら東京五輪への課題を口にした

“怪物”に浮かび上がった課題とは? 卓球の男子ワールドカップ(中国・成都)シングルスで、日本男子初となる銀メダルを獲得した張本智和(16=木下グループ)だが、東京五輪を制するためにはライバル対策が急務のようだ。

 同大会では準決勝でリオ五輪王者の馬竜(マ・リュウ、31=中国)を破ったものの、決勝は世界ランキング1位の樊振東(ハン・シントウ、22=中国)に敗れた。樊にはシングルスでは1勝4敗と大きく負け越し。樊は攻撃的で多彩なレシーブ戦術を展開するプレースタイルで、特にチキータ(バックハンドで回転をかけながらのレシーブ)は世界最速のスピードと抜群の回転量を誇り、同じくチキータを得意とする張本にとっては、なんとも厄介な存在なのだ。

 2日に帰国した張本も「フィジカルが強く、攻めていてもブロックどころか逆にカウンターを打ってくる」と樊の強さを分析。さらに後半、ペースを握られたことについては「サービスを変えられて少し動揺し、ラリーに自信が持てなくなった」と精神面でも揺さぶりをかけられたという。

 今回の結果により、張本はシングルスでの東京五輪代表入りが確実に。ただ張本が目標とするのは五輪出場ではなく、金メダル獲得だ。そのためにはフィジカルとメンタル、両面でのさらなるレベルアップと、樊対策が重要になってくる。

「自分に何が足りないかが明確になった」と話す張本が代表争いから解放され、一気に来夏に向けてギアを上げていく。