【卓球】W杯団体戦欠場の水谷 コンディションは大丈夫か

2019年11月12日 16時30分

水谷隼

 東京五輪の代表選考レース最終盤に異常事態!? 卓球のW杯団体戦(東京体育館)を欠場したリオ五輪男子シングルス銅メダリストの水谷隼(30=木下グループ)の動向に注目が集まっている。

 W杯団体戦は五輪のテスト大会として“本番仕様”で行われ、日本男子は張本智和(16=木下グループ)を中心とした起用で臨み、準決勝(9日)で中国に完敗して3位。一方、水谷は腰痛のため1次リーグから一度もベンチに姿を見せることはなかった。張本は「水谷さんがいなくてもメダルを取れたことは自信になります」と振り返ったが、Tリーグ初代MVPの不在はファンからも心配の声が上がった。

 卓球ニッポンをけん引してきた大黒柱のコンディションはどうなのか。日本代表の倉嶋洋介監督(43)は「試合に出られる状況ではなかった」と言葉少なだったが、日本協会関係者は「大きな故障などではなく、そんなに心配するようなことではない」と指摘。さらに別の関係者によれば、練習場で汗を流す姿も目撃されており「今後も大事な試合を控えているので、そこに合わせているということ」との見方もあった。

 五輪代表には来年1月発表の世界ランキングで上位2人をシングルス、「活躍が期待できる選手」1人を団体戦メンバーとして選出する。現在、水谷は選考レースで張本に続く2番手。直近で出場予定のワールドツアー・オーストリアオープン(12日開幕)、T2ダイヤモンド(21日開幕、シンガポール)が続く過密スケジュールとあって、今大会の出場を回避した可能性も高いという。

 女子の伊藤美誠(19=スターツ)との混合ダブルスはワールドツアー6大会に出場し、優勝1回、準優勝3回と相性ばっちり。すべては集大成とする五輪への“布石”ということか。