【ブルガリア・パナギュリシュテ18日(日本時間19日)発】卓球のブルガリア・オープン男子シングルス決勝で世界ランキング5位の張本智和(16=木下グループ)が同110位の趙子豪(22=中国)を4―2で下し、今季ワールドツアー初優勝を飾った。

 第1ゲームは11―6で先取したが、第2ゲームは趙のサーブに苦しめられ、デュースの末に12―14で落とした。気を引き締め直した第3ゲームは出だしから6連続ポイントで11―5。第4ゲームもバックハンドがさえて13―11で優勝に王手をかけた。

 第5ゲームも競り合いで2度のチャンピオンシップポイントを握ったが、逆転を許して13―15で落とした。それでも第6ゲームでは序盤からリードを奪って圧倒。11―4で制して、昨年のグランドファイナル以来の優勝で、試合後は「今年は自分にとってあまりいい年ではなかったが、悔しい思いをしながら練習を頑張ってきて、やっとここで結果を出すことができた」と感慨にふけった。

 女子シングルスの伊藤美誠(18=スターツ)は準決勝で目にボールが当たる不運もあって、陳幸同(22=中国)に3―4で敗れた。