【卓球】日本に強力なライバルがまた一人現る 孫聞が張本にストレート勝ち

2019年06月17日 16時30分

 やっかいな強敵が現れた。卓球の荻村杯ジャパンオープン最終日(16日、札幌市・北海きたえーる)、女子シングルス準決勝で世界ランキング9位の平野美宇(19=日本生命)が同2位の劉詩ブン(28=中国)に1―4で敗れた。

 昨年は張本智和(15=木下グループ)、伊藤美誠(18=スターツ)が男女シングルスをそれぞれ制覇。今年も年に一度の“凱旋試合”に期待は高まったが、ふたを開けてみれば初日の男子シングルスで全滅。日本勢で最終日まで残ったのは平野だけだった。

 東京五輪へ向けて視界良好とはいかず、さらに気になる点もある。張本に1回戦でストレート勝ちした同599位の孫聞(22=中国)が4強入り。国際大会の経験が少ないためランクは現在の位置にいるものの、中国のスーパーリーグではシングルス、ダブルスで起用されるなど所属チームから高く評価されている。孫聞本人によれば「今回の参加はたまたま順番が回ってきただけ」というから“卓球王国”の層の厚さは底知れない。

 日本協会関係者は「このようなことは今に始まったわけではないので、そんなに驚くことでもない」としながらも「こういうチャンスを一発でものにできるかどうかで、中国選手は運命が分かれる。彼は今後も国際大会に出場するのでは」と22歳の新星を警戒した。

 2017年大会では平野対策として中国代表の練習相手だった孫頴莎(18)が初出場優勝を飾り、今年の世界選手権に出場している。日本の若きエースを粉砕した“ニューフェース”が新たなライバルとなるのか。