美誠&張本まさかの初戦敗退 蘇る一昨年の悪夢…開催地から悲鳴

2019年06月15日 16時30分

“凱旋試合”が散々な結果に…。卓球の荻村杯ジャパンオープン初日(14日、札幌市・北海きたえーる)、男子シングルス1回戦で世界ランキング4位の張本智和(15=木下グループ)が同599位の孫聞(22=中国)に0―4のストレート負けを喫した。

 いきなり2ゲームを先取され、第3ゲーム途中にタイムアウトを要求。日本代表の倉嶋洋介監督(43)と言葉を交わすなど間を取って流れを変えようと試みたが、自分のペースに持ち込めずに初戦敗退。張本は「受け身だったわけではないが、相手の勢いに押されるところがあった」と肩を落とした。

 早々に散ったのは張本だけではない。女子シングルスでは世界ランク7位の伊藤美誠(18=スターツ)も中国選手に敗れ1回戦で姿を消した。「今日は全部を出しきる前に終わってしまって、悔しいというよりも悔いが残る試合だった」とこちらも不完全燃焼だった。

 年間を通して行われるワールドツアーの国内開催は年に一度。今回、25年ぶりの開催地となった北海道卓球連盟幹部は「東京五輪の前年ということで『今年しかない』と5年前から手を挙げていました」と振り返る。昨年の北九州大会を視察し「張本選手、伊藤選手が優勝してすごく盛り上がった。連日満員でこうなればいいなと思った」。

 しかし昨年の男女優勝者が初戦敗退となっただけではなく、男子シングルスでは日本選手がまさかの全滅…。前出の連盟幹部は「一昨年の東京大会は最終日の日曜日が外国人選手だらけで、会場が閑散としていたそうです。今日の様子だと当時の二の舞いにもなりかねませんね」と頭を抱えた。

 先週の香港オープンには出場せず、今大会に照準を合わせた中国代表はベストメンバーを率いて来日。その練習場を確保するなどの細かな努力はすべて大会を盛り上げるためだったが…。一昨年の“悪夢”が現実のものとなってしまうのか?