卓球国際大会でビデオ参照導入

2019年06月11日 16時30分

“疑惑の判定”がきっかけで一歩前進だ。卓球女子で世界ランキング7位の伊藤美誠(18=スターツ)が10日、遠征先の香港から羽田空港に帰国。ワールドツアー・香港オープンシングルス決勝(9日)で中国選手にストレート負けを喫したが、12日開幕のジャパンオープン(札幌)に向け早くも気持ちを切り替えた。

 一方で伊藤といえば、早田ひな(18=日本生命)と組んだ4月の世界選手権女子ダブルス決勝で、得点したかに見えたプレーがポイントに加算されない“誤審”に見舞われ、物議を醸した。その後、日本卓球協会が国際卓球連盟(ITTF)にビデオ判定導入を求め、一部では年内の試験的導入も報じられた。

 これについて日本協会関係者は「ITTF側はワールドツアー・グランドファイナルで一度試したいと。そこでうまくいけば来年3月にある団体戦の世界選手権、またうまくいけば東京五輪…となるけど、まだ明言はしていない」と説明。その上で、今年から新たにスタートする国際大会「T2ダイヤモンド」に関しては「(大会運営側に)ビデオの導入について申し込みをしたら、全会一致で了承された」と本紙に明かした。

 前出の関係者はあくまで「ルール的な文言としては“ビデオ判定”ではなく“ビデオを参照にする”ということ」と前置きし「審判はビデオを参照して決めていいことになった」。卓球のビデオ判定導入には技術的な問題も指摘されている(本紙既報)。年に3大会行われるT2ダイヤモンドでどんな検証結果が得られるのか。大事なサンプルとなるのは間違いない。