【卓球】東京五輪の新種目・混合ダブルスは石川&張本黄金ペア?

2019年03月07日 16時30分

 東京五輪を来年に控え、卓球ニッポンはワールドツアー・カタールオープン(26日開幕)を皮切りに4月の世界選手権(ブダペスト)と五輪代表選考に直結する国際大会が活発化していく。現在の世界ランキングでは男子が4位の張本智和(15=エリートアカデミー)、女子は4位の石川佳純(26=全農)が日本人トップの位置をキープしているが、関係者はある起用法をめぐって頭を悩ませている。いったい、どういうことか?

 東京五輪の代表は男女ともに来年1月発表の世界ランキング上位2人がシングルス代表として選出される。団体戦要員となる3人目はシングルスの実力に加えて、ダブルスの実績や相性などを考慮したうえで強化本部が推薦する。

 現在の世界ランクでは、男子が張本に続いて9位に丹羽孝希(24=スヴェンソン)、10位に水谷隼(29=木下グループ)がつけており、女子は石川の後を7位の伊藤美誠(18=スターツ)、9位の平野美宇(18=日本生命)が追っている。ただ、他の選手にチャンスがないわけではない。

 世界ランクを決定するポイントの有効期限は翌年の同大会(隔年開催の場合は翌々年)までとなっているため、今年の国際大会の結果が選考レースを大きく左右する。そうした中で、東京五輪では混合ダブルスが新種目として追加された。2017年世界選手権で石川が吉村真晴(25=名古屋ダイハツ)とのペアで48年ぶりの金メダルを獲得。新垣結衣(30)と瑛太(36)がダブル主演した同年公開の卓球映画「ミックス。」の反響も大きく、混合ダブルスへの関心は高まっている。

 混合の代表は男女各3人の五輪代表からやりくりすることになるだけに、気になるのが東京五輪本番のペア。日本卓球協会からはこんな声が聞こえてきた。

 協会関係者はあくまで「起用については代表監督が決めることです」と前置きしたうえで「まず、4月の世界選手権は吉村が出場しないので、全日本選手権を制した伊藤と森薗(政崇=23)が組むことになるかもしれまんね」と指摘。ところが、五輪については「これは本当にどうなるか分からない。森薗が代表に入れるかどうか現時点では何とも言えないし…。吉村も2年前と同じ状態というのは考えにくい」と頭を悩ませているのだ。

 現在の世界ランクでは吉村が26位で、森薗が45位。混合で実績のある男子の2人はランク上位の3人とは差があり、10か月先は見通せない状況だ。一方で“ウルトラC”もあるという。

「こうなってくると張本・石川ペアでメダルを狙うということを本気で考えないといけませんね。利き手が違う2人を組み合わせるという意味でも問題ない」(同関係者)

 1月の全日本選手権で張本は石川と同じ左シェーク、ドライブ型の長崎美柚(16=エリートアカデミー)とペアを組み準優勝。相性は悪くないはずで、五輪団体で2大会連続メダル、混合世界一と経験豊富な石川と若きエース張本の“ミックス”は、金メダルの切り札になるかもしれない。黄金ペア結成はあるのか、注目が集まる。