【卓球】世界選手権団体戦決勝で惜敗も打倒中国へ収穫あり

2018年05月09日 16時30分

メダルを手にする(左)から石川、平野、伊藤

 突破口が見えた。卓球の世界選手権団体戦で3大会連続の銀メダルの日本女子が8日、スウェーデンから成田空港に帰国した。決勝まで無敗で勝ち上がり中国と対戦したものの、1―3で逆転負け。「打倒中国」はまたもやお預けとなった。

 王者との距離は縮まったのか。エースの石川佳純(25=全農)は戦術の幅やコース取りに差があったとし「まだまだだなって感じた部分が大きかった」。善戦しながら敗れた平野美宇(18=日本生命)も「今のままでは難しいと思った」と受け止めた。一方、元世界ランキング1位の劉詩雯(27)を下した伊藤美誠(17=スターツ)は「我慢強さがレベルアップした。ラリー戦を苦しい思いで練習してきたのでラリーで勝てたのは自信になった」。正確かつスピード感あふれるラリーは日本の武器の一つ。中国勢の守備を切り崩す要因となったという。

 馬場美香監督(52)は今後の取り組みについて、技術的な課題の克服に加えて選手個々のメンタル強化を掲げた。「東京五輪で非常にプレッシャーもかかると思う。そういう中で戦っていくのには人間的に大きく成長していったほうが勝ちやすい。そういったところでも強化していったり、選手をバックアップしていきたい」

 平野が「プレー自体はそこまで悪くなかったのに負けてしまった」と振り返ったように、大一番で問われるのは精神力。東京五輪まで残り2年、チームワークでは中国に引けを取らない卓球女子は“勝負強さ”を身につけていく。