競泳の“スーパー女子高生”池江璃花子(17=ルネサンス亀戸)が、新たな課題を告白だ。日本選手権4日目(6日、東京辰巳国際水泳場)、女子50メートル自由形決勝で自身の日本記録を24秒21に更新して優勝。100メートルバタフライに次ぐ日本新樹立にも「正直、更新する自信はあった」と言ってのけた。

 今大会では出場する全4種目で日本記録更新を目指し、筋力増強のためにウエートトレーニングを週2回行ってきた。池江も「成長している」と手応えありの様子。一方で、筋肉を集中的に鍛えたデメリットもあった。

 池江は「前よりも疲労が抜けにくくなった。これからは疲れの取り方もしっかり考えないといけない。両方とも勉強していく」と本紙に明かす。最大目標はあくまで2020年東京五輪。残る2種目ももちろん日本新記録を狙うが、さらに先を見据えて新たな課題も克服していくという。

 今大会には8月のパンパシフィック選手権(同会場)やアジア大会(インドネシア・ジャカルタ)行きの切符がかかる。「今は自信があふれている」という池江だが、現状に満足せず、東京五輪へ向けて着実に力をつけていく構えだ。