リオ五輪競泳男子400メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(22=ANA)が、“食トレ”で世界選手権(7月、ハンガリー)での同種目3連覇を狙う。

 8日は都内で味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)と味の素フィールド西が丘のネーミングライツ契約更新会見に出席。リオ五輪バドミントン女子ダブルス金メダルの高橋礼華(27=日本ユニシス)、松友美佐紀(25=同)と軽快なトークを繰り広げ、場を盛り上げた。

 次戦はジャパン・オープン(19~21日、東京辰巳国際水泳場)で、3種目に出場を予定している。体調は「めっちゃいいです。最近、練習ベストが出ました」(瀬戸)と上昇中で、手応えは十分ある。絶好調の理由は、大好きな夏が近づいていることだけではなさそうだ。

 瀬戸は今年に入り“ドカ食い”を封印。

 一回の食事で摂取できるエネルギーの量は限られることから食事を少量に分散し、効率よく吸収することを心がけてきた。「レースの時は1日20食ぐらい食べている。補食が12回の時もあった」(味の素関係者)

 これが、スタミナ強化にもつながった。世界選手権は「期間中、バテない。後半にエネルギー切れが起きない」(同関係者)という。

 リオ五輪では初日の400メートル個人メドレーで力を出し切ってしまった印象もあったが、もはや別人だ。瀬戸は「しっかり優勝して3連覇するのと、多種目でメダルを獲得したい」と力強く言い切った。