競泳の日本選手権が13日、愛知・名古屋市ガイシプラザで開幕し、男子400メートル個人メドレーはリオ五輪銅メダルの瀬戸大也(22=ANA)が同金メダルの萩野公介(22=ブリヂストン)の6連覇を阻止し、4分10秒44で初優勝。萩野とともに7月の世界選手権(ハンガリー)代表入りを果たした。

 予選をトップで通過した瀬戸は、決勝で萩野と一進一退のマッチレースを展開。最後の自由形で迫り来るライバルをわずか0秒01かわした。
 これまで何度も対決した2人だが、ここまでの僅差は初めて。世界選手権で3連覇のかかる瀬戸は「0・01秒差だけど、勝ててよかった。(萩野は)手術しているので、ハンデはあった。その中でもしっかり勝っていかないと3連覇はないと思っていた」と安堵。

 一方、これが昨年9月の右ヒジ手術からの国内復帰戦だった萩野は「差したかと思った。最後はヘロヘロで…」と疲労困憊の様子で、世界選手権でのリベンジを誓った。

 また、女子50メートルバタフライは日本記録保持者の池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)が25秒51の世界ジュニア新記録で優勝。男子100メートル平泳ぎは第一人者の小関也朱篤(25=ミキハウス)が59秒26で制し、それぞれ代表入りした。