リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(22=JSS毛呂山)が10日、米国テキサス州での大会と自由形合宿参加のため、羽田空港を出発した。

 瀬戸は13~15日まで行われる大会で4種目に出場する。リオ後、毎月のように試合をこなす姿勢は今年も継続。「初めて米国のローカル試合に出る。どういう雰囲気なのか見てみたい。400メートル個人メドレーで4分10秒を切ったらいい」と意気込んだ。

 さらに大会よりも気合を入れるという自由形合宿では、ライバルの萩野公介(22=東洋大)との差を少しでも縮める構え。「最後競った時、公介のほうが速い。そこで少しでも詰められれば」と青写真を描いた。

 最大目標は7月の世界選手権(ハンガリー)で、400メートル個人メドレーは3連覇がかかる。「五輪が終わり、レベルが4年に一度下がるような年。4年前もバルセロナの世界水泳で金メダルが取れた。一つひとつ合宿や試合を頑張って、いい記録を出せるようにしたい」。瀬戸は番狂わせと言われた2013年世界選手権の再現を誓った。