リオ五輪卓球男子シングルス銅メダル、団体銀メダルの水谷隼(27=ビーコン・ラボ)が大赤字を回避していた。

 水谷は6日、都内の六本木ヒルズで行われた映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(12月16日全国ロードショー)のPRイベントに参加。仲間と不可能なミッションに挑む姿を描いたストーリーにちなみ、リオ五輪でチーム一丸となって結果を残した競泳男子400メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(22=JSS毛呂山)、男子200メートルバタフライ銀メダルの坂井聖人(21=早大)とともに登場した。

 試合中を含め、普段はパンツをはかないという水谷は「今日はパンツはいてま~す。安心してくださ~い」と宣言し会場を沸かせた。さらにリオでの秘話を聞かれると、2週間にわたった家族の現地滞在費が170万円もかかったと告白。それでも「(メダルを取ったことで)日本卓球協会とJOC(日本オリンピック委員会)からの報奨金で大幅な黒字に終わりました~」と明かし、大きな拍手を受けた。

 JOCは銀メダルに200万円、銅メダルに100万円、日本卓球協会はシングルス銅メダルに200万円、団体銀メダルに100万円の報奨金を出すことが定められている。メダル獲得で確かに大幅黒字決済となった。