【東京パラリンピック】競泳・14歳山田美幸が銀メダルに笑顔「アドレナリンがドバドバ」

2021年09月02日 20時49分

パラリンピックシンボルマークののスリーアギトス
パラリンピックシンボルマークののスリーアギトス

 東京パラリンピック・競泳競技(2日、東京アクアティクスセンター)、女子50メートル背泳ぎ(S2)決勝が行われ、山田美幸(14=WS新潟)が1分6秒98で銀メダルを獲得。日本勢最年少で銀メダルに輝いた100メートル背泳ぎ(S2)に続き、今大会2つ目のメダルを手にした。

 午前中の予選では、全体2位の1分9秒44を叩き出したが「右脚をあまり強く動かせなかった」と悔しさをにじませながら「練習でも(1分)7秒とか出ていたので、6秒台、5秒台を目指して頑張りたい。決勝では自分の力を精いっぱい出せるように頑張りたい」と決意を述べていた。

 決勝のレース前には「これで東京パラリンピックの最後のレースだったので、プールに泳がせていただきますとあいさつをした」と深々と一礼。感謝の思いを胸にスタートを切ると、25メートル時点まで首位の座をキープ。後半は金メダルのピンシュー・イップ(シンガポール)に逆転を許したものの、2位でフィニッシュした。

 金メダルこそならなかったが、きっちりとタイムを上げてきた。「予選よりも気持ち良く泳げたので、アドレナリンがドバドバだった」と振り返った上で「初めてのパラリンピックでとても緊張したが、みなさんの期待に応えられたかなと思っていて、とてもうれしい」と笑みを浮かべた。 

 山田は生まれつき両腕がなく、両脚の長さも違うが、小児ぜんそくの症状を改善するために、5歳から水泳をスタート。当初は趣味程度だったが、前回のリオ大会をテレビで見て「世界の選手たちと一緒に泳ぎたい」と一念発起。現在は中学3年の受験生で「学校も精いっぱい頑張りたいし、合宿にもできるだけ参加して、脚の力の強化やターン、スタートなどもしっかり練習していきたい」と文武両道を貫いている。

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