東京五輪女子高飛び込みを14歳で制した中国の天才少女・全紅嬋に続けと、全の母校の体育学校が大人気だ。

 記者会見で「お金を稼いで母の治療費にあてたい」とけなげに話す姿で一躍時の人となった全。中国「網易」によると、全の母校である広東省湛江市体育運動学校は、金メダル獲得後、一躍脚光を浴びた。

 すでに7月で今年の飛び込みのクラス30人の募集は終わっているが、子供を通わせたい親が毎日のようにぞろぞろと教師に頼みに来るようになった。断れず、学校で手足の長さや瞬発力などの身体検査を受けてもらうが、たいていは落とされるという。

 記事によれば、同校は授業料、生活費が免除となるため、貧しい農村家庭の子が多いという。農村出身の全は、まさに夢をかなえたスターと言えそうだ。