どこまで上位に食い込むことができるか――。7月30日に行われた東京五輪女子400メートルメドレーリレーで予選を突破した日本チームは、1日の決勝に挑む。

 7月30日のレースでは、背泳ぎの小西杏奈(ガスワン)、平泳ぎの渡部香生子(JSS)、バタフライの池江璃花子(ルネサンス)、自由形の五十嵐千尋(T&G)の4人で臨み、3分57秒13の全体6位のタイムをマークした。

 1992年バルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの岩崎恭子氏は「小西選手も(混合メドレーで)ベストが出ていましたし、予選もそれに近いタイムで泳いでいた。渡部選手も個人では予選敗退に終わったので、その悔しさをリレーで出してほしい。池江選手はバタフライを泳ぎたくて仕方がなかったって言っていたし、やっぱり世界の友人たちに会えたので、世界の舞台が楽しみになったんじゃないかな」と期待を寄せる。

 メダル獲得は厳しいのが現状だが「もっと(タイムを)上げられるんじゃないんですかね」と分析。続けて「(予選は)日本記録まで程遠かったので、そこを狙って欲しい。やはり国と国をかけた戦いですので、順位もそうだが、タイムは上げて欲しい」と奮起を促した。

 東京五輪の競泳は1日が最終日。東京の地で最後の意地を見せることはできるか。