25メートルプールで争う競泳の世界短水路選手権(カタール・ドーハ)400メートル個人メドレーで2連覇を飾った瀬戸大也(20=JSS毛呂山)が9日、成田空港に帰国した。

 ライバルの萩野公介(20=東洋大)を退け、昨年の世界選手権に続いてまたもやサプライズを起こした男は「あのレースは完璧に殻が破れた。来年の世界水泳に必ずつながるレースができた。モチベーションになったので頑張りたい」と笑顔。夏のパンパシフィック選手権、アジア大会で萩野に連敗した悔しさをバネにしたことを明かした。

 出発前は連戦の反動で「疲れた…」と顔色も冴えなかったが、完全に一変。凍える寒さに厚着の目立つ到着ロビーを半袖のポロシャツ姿で闊歩すると「やる時はやる」と言い残し、さっそうと空港を後にした。