東京五輪競泳オーストラリア代表が、東京の蒸し暑さに慣れるようサウナスーツを着用し、暑さ練習を行っている。

 オーストラリア「デイリー・テレグラフ」によると、ケアンズで行われた強化合宿で、選手らは個人で使用できるボックス型の簡易小型サウナスーツを着て暑さ対策をした。約200オーストラリアドル(約1万6000円)で購入できるもので、5分で60度まで温度が上がるという。

 マイケル・ボールコーチは、リオデジャネイロ五輪で起きた予想外の出来事が教訓になっているという。「お湯と冷水がうまく切り替わらなかったり、部屋が汚かったり、物が壊れたりした。しかし目の前に投げ込まれる状況がどんな環境であれ、われわれは適応しなくてはならない」。東京で想定される異空間に対応できるよう、できる限りの準備をしていくことを明かしている。