競泳・女子400メートルリレー東京五輪代表の大本里佳(24=ANAイトマン)が順調な仕上がりぶりをアピールだ。
 3~4日に行われたサマーチャレンジ記録会(神奈川・さがみはらグリーンプール)の200メートルリレーに、池江璃花子(21=ルネサンス)らとともに出場した大本。第4泳者を任されると、2日連続で24秒台の好タイムを叩き出し、日本記録更新に大きく貢献した。

 7日には、所属先のANAが主催した社員アスリート激励会に参加。その後のオンライン取材で「ちょっとプレッシャーもあって、午前決勝で(記録も)上がりにくい状態ではあったが、そこで記録を上げることができたのはプラスだと思う。100の自由形にもつながる。前半の記録が上がってくると思うので、その勢いを殺さずに後半につなげたい」と手応えを口にした。

 東京五輪の決勝は、異例とも言える午前開催。「各自でしっかりと午前決勝に(記録を)上げられるように準備をする。私の場合は早く起床して、体をなるべく早い時間に体を動かすことを心掛けて、サマーチャレンジ記録会も朝一に会場入りして、ウォーミングアップを2回した」とシュミレーションはばっちりだ。

「自己ベストでタッチできるように準備していきたい」。大物食いへ、頼れるアンカーがチームをけん引する。