【競泳】圧巻日本新で金見えた松元克央 旬な〝カツオ〟は長野で大きくなった 

2021年04月06日 06時15分

日本新をマークした松元〝カツオ〟

〝新ガツオ〟の勢いが止まらない。競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権第3日(5日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートル自由形決勝が行われ、松元克央(24=セントラルスポーツ)が自らの日本記録を更新する1分44秒65で優勝。初の五輪代表入りを決めた。

 圧巻のパフォーマンスだった。レース前には、日本人初の「44秒台を狙っていきたい」と公言。スタートから果敢に攻め、前半100メートルを50秒42で折り返すと、後半に入ってもハイペースを維持。ラスト5メートルは「本当にめっちゃくちゃ練習してきて、体が動かない中でもどうにかして動かすような練習をしてきた」と息継ぎなしでフィニッシュ。有言実行の泳ぎを見せた。

 大会前から躍進の〝予兆〟はあった。五輪代表を争う大一番を前に、多くの有力選手が長野・東御市で準高地合宿を敢行。激しい練習で各選手が体を追い込む中、関係者によると「他の選手やコーチはプレッシャーを感じているように見えた」というが、松元とコーチの鈴木陽二氏(71)だけは「圧倒的に雰囲気が良かった。キツい練習をやっていて、めちゃくちゃ頑張っていましたね」と明かす。厳しさで知られる名伯楽の指導に耐え、ひと回りも二回りも大きくなって帰ってきた。

 しかし、当の本人に慢心はない。「鈴木先生もずっと話している通り、44秒前半を出せば五輪の金メダルも見える。あと3か月、この0・何秒を縮めるために死ぬ気で頑張りたい」。五輪と同会場で最高のシミュレーションを終えた松元。金メダル獲得への準備は整いつつあるようだ。

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