【競泳】病魔に勝った池江璃花子 歓喜の涙「本当に言葉にできない」

2021年04月04日 20時33分

順位を確かめる池江

 競泳・日本選手権兼東京五輪代表選考会第2日(4日、東京アクアティクスセンター)、女子100メートルバタフライ決勝が行われ、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)が57秒77で3年ぶりの優勝。400メートルメドレーリレーの派遣標準記録57秒92を突破し、東京五輪代表の座を勝ち取った。

 全盛期を思わせる泳ぎが戻ってきた。前半の50メートルを26秒98で折り返すと、後半も安定した泳ぎを披露。3年ぶりに日本一に輝いた池江は「タイムは8秒1くらい出ればいいと思っていたので、正直7秒台が出ると思っていなかった。順位が1って見えた瞬間にちょっと驚きました。うれしかったですし、とにかくビックリして何が起こったか分からない。本当にいまだに整理がついていない感覚です」と神妙に語った。

 ゴール後には感極まり、プールから上がることができなかった。「本当に、本当に言葉にできないような、表現できないような、そんなうれしい気持ちになった。あの一瞬で今までの自分のつらかったこととか、いろいろ思い出した。ここまで戻ってこれたことがすごくうれしくて、なかなか体もきつかったですし、上がれなかったですね」と回想。時間をかけて上がり、プールへ一例すると、会場から温かい拍手が送られた。

 桜が咲き誇る中、若きヒロインが起こした奇跡。ただ、まだ満開ではないといい「7分か8分くらいですかね。(満開は)いつか五輪で金メダル。もしくはメダルを取れたらかなと思います」ときっぱり。ここで立ち止まる気はさらさらなさそうだ。

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