昨年秋の不倫問題を経て2月4日開幕「ジャパン・オープン」(東京アクアティクスセンター)で約5か月ぶりに実戦復帰する競泳男子の瀬戸大也(26)が11日、所属のマネジメント事務所を通じてコメントを発表した。

 冒頭で「昨年は、私の行動で多くの方々にご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を記した瀬戸は「処分中に家族、水泳連盟、JOC、その他沢山の方々とお話をさせていただき自分を振り返ることで、いかに自分が恵まれた環境にいて身勝手な考えをしていたかを痛感しました。このような状況でも支えてくれた家族、そして温かく声をかけてくださる方々に感謝を申し上げます」とコメントした。

 同大会では200、400メートル個人メドレーと、200メートルバタフライの3種目に登録。昨年9月以来の実戦に向けて「コロナ禍の中、大会の開催に向けてご尽力くださる関係者のみなさまにも改めて心から感謝を申し上げます。この気持ちを胸に目の前の練習や大会に集中して全力を注いていきます」と意気込みを記した。

 瀬戸は不倫騒動によって昨年末まで活動停止処分を受け、日本水泳連盟の教育プログラム、JOCインテグリティー教育プログラム受講を経て今年1月1日に処分は解除。所属していたANAからは騒動が原因で契約解除されたため、今大会は瀬戸、コーチ、トレーナーで構成される「TEAM DAIYA」としてエントリーしている。