競泳の日本短水路選手権(17~18日、東京辰巳国際水泳場)の男子200メートル個人メドレー決勝が18日に行われ、リオ五輪同400メートル金メダリストの萩野公介(26=ブリヂストン)が1分52秒73をマークし、前日の同400メートルに続いて優勝した。

 レース後、萩野は長年のライバルについて口にした。本来、同種目で出場予定だった東京五輪代表の瀬戸大也(26)は周知の通り〝不倫騒動〟によって不参加。年内活動停止という処分を下されたライバルについて質問が飛ぶと「彼はずっと戦ってきた仲間なので、年明けから一緒にレースできることを僕は楽しみにしています」と言葉を選びながら話した。

 さらに萩野は続けた。

「現時点、彼は去年もっともっと速いタイムで泳いでいましたから、僕はまだまだ彼の脚元にも及ばないと思うので、一日一日を大切に、また会った時に恥ずかしくないレースをして、しっかり戦える準備をしていきたい」

 東京五輪イヤーの来年、再び戦う日を信じて萩野の挑戦は続く。