池江璃花子が復帰戦へ「不動心」で練習再開 日大水泳部のクラスターにも動じず

2020年08月19日 11時30分

池江は7月2日に練習を公開し笑顔を見せた

 復帰戦に向けて“全集中”ということか。白血病からの復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が、このほどプールでの練習を再開。昨年1月の三菱養和スプリント以来、1年7か月ぶりのレースとなる東京都特別水泳大会(29日、東京辰巳国際水泳場)の50メートル自由形へ迷いはない。

 2024年パリ五輪を目指し“短期目標”として日本学生選手権(10月、同)出場を掲げている。ただ、個人種目でエントリーするには昨年4月以降に参加標準記録(女子50メートル自由形は26秒86)を突破していることが必要で、そのスタートラインに立つために調整を続けてきた。

 ところが、池江が在籍する日大水泳部では男子部員が1日に新型コロナウイルスに感染したことが判明し、11日には10人以上の集団感染も確認。池江は濃厚接触者にはあたらなかったものの、先月31日から自宅待機でプールでの練習は行っていなかった。事情に詳しい関係者は「自宅待機をいつ解いたかなど、詳しいことは公表していない」というが、池江はすでに復帰レースを想定して練習を再開。現在は所属先のルネサンスの施設を使用しているという。

 実際、水泳界のヒロインは自粛中もまったく動じることはなかったようだ。「池江に限ったことではなく、これまでも新型コロナの影響で活動が制限された選手は多くいましたからね。また本格的にできるようになって、本番に向けて練習を積み重ねていくしかないと。今は淡々と練習をしています」とは別の関係者。病名公表後初の競技会だけに多少の不安を抱いてもおかしくないが、“空白の期間”を悲観することなくやるべきことに注力している。

 50メートル自由形では24秒21の日本記録を持つ。どんな泳ぎを見せるのか、注目が集まる。