東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(42)は4日、都内で会見を開き、新型コロナウイルス感染症で来年夏に延期した東京五輪の1年前イベントが大反響だったことを明かした。

 このイベントは「一年後へ。一歩進む。~+1(プラスワン)メッセージ~TOKYO2020」と題され、7月23日に国立競技場(東京・新宿区)で開催。白血病から復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が聖火のともるランタンを手に世界中の全アスリートと関係者に向けてメッセージを発信。その後、感極まって涙するシーンが感動を呼んでいた。

 組織委によると当日配信された映像は国内約500万回、世界130か国以上で視聴されたという。高谷氏は「改めてご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げたい」と話した。