【競泳】悩める萩野公介に平井コーチが“克己心”のアドバイス

2020年02月21日 17時49分

報道陣の取材に応じる萩野

 競泳の男子400メートル個人メドレーでリオ五輪金メダルの萩野公介(25=ブリヂストン)が21日、スペインでの高地合宿に向けて成田空港から出発した。

 高地合宿の参加は約1年半ぶりで「すごく久しぶりな感じ」と話す萩野は「試合形式の練習が増えてくると思うので、そういった点をしっかりやっていきたい」と意気込んだ。ターゲットとなるのはもちろん、東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権(4月1日開幕、東京アクアティクスセンター)。現地には1か月以上滞在予定で「1~2週間の練習で、体がものすごく変わることもあるし、逆にいい練習ができなけれダメになってしまうこともある」と合宿の重要性を強調した。

 先日のコナミオープンでは個人メドレー2種目で思い通りの結果を得られなかった。そんな萩野の現状を平井伯昌コーチ(56)は「レースを想定した練習をやると心技体が揃わなくなる」と指摘。呼吸、目線、泳ぎのテンポなどにズレが生じ「まだちょっと心と体が一致していないなという感じがする」という。

 悩める25歳の復活策として「死に物狂いの練習を」と口にしてきた平井コーチだが、新たなテーマに“克己心”を掲げる。「自らに打ち勝つというポジティブ」な精神で「死ぬほどキツイ練習というよりも自分の意志で体を操ることができていないので、そこをしっかりやれれば」と助言を送った。

 個人メドレーは2種目ともに瀬戸大也(25=ANA)が代表に内定しており、1枠をライバルと争うことになる。萩野は「高地合宿はメンバーも限られているし、ものすごく濃い、大切な時間になると思うのですごく楽しみ」ときっぱり。大一番へ心身強化となるか。