白血病で入院していた競泳女子のエース、池江璃花子(19=ルネサンス)が17日、ツイッターなど自身のSNSを更新し、退院したことを明らかにした。

 ツイッターには直筆メッセージを掲載し「2月から入院生活をし、約10ヶ月の月日が経ちこの度退院することができました。辛くて長い日々でしたが、皆様からの励ましのメッセージを見て、早く戻りたいと強く思うことができました。応援してくださった方々や関係者の方々、そして家族には感謝の気持ちでいっぱいです」と報告した。

 また、今後の競技活動についても「医師と相談しながら、水中トレーニングが可能になり次第開始します。それまでは基礎体力をつけながら陸上トレーニングをしていく予定です。オリンピックについてですが、2024年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたいと思います」(原文ママ)。来夏の東京五輪出場は断念し、次のパリ五輪を目標にすると記した。

 併せて池江のマネジメント事務局が運営する公式サイトでは、退院に至った経緯を公表。池江が「急性リンパ性白血病」と診断されていたことを初めて明らかにし「化学療法による治療を行いましたが、治療期間中に合併症を併発したため化学療法の継続が困難となり造血幹細胞移植を行いました」という。その後「寛解状態」を維持して体調も安定し、退院できたとしている。