【競泳】東京五輪NG? 中国の”問題児スイマー”悪行前科

2019年11月14日 16時30分

孫楊(ロイター)

“問題児スイマー”に異例の処分が下されるか。競泳男子自由形で五輪2大会連続金メダルの孫楊(27=中国)がドーピング検査を妨害した疑惑で、警告にとどめた国際水泳連盟の処分を不服とした世界反ドーピング機関(WADA)が2~8年の資格停止処分を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えた。主張が認められれば東京五輪出場の道が断たれる。

 孫は昨年9月、ドーピングの検査員が訪れた際に血液検体の容器を壊し、検査を拒否したとされる。CASは15日に公開聴聞会を開くが、2014年にドーピング違反で3か月の出場停止処分を受けた“前科”があることを考えると厳しい判断が下されそうだ。

 そもそも孫は、トラブルメーカーとしても知られる。14年9月の仁川アジア大会では日本の国歌を「耳障りだ」と発言して批判の的となった。その前年には無免許運転でバスと接触事故を起こしている。今年7月の世界選手権では男子200&400メートル自由形で2冠を達成した孫と一緒に表彰台に立つことや握手を拒否する選手が続出した。

 筋金入りの悪童が東京五輪NGとなれば、世界水泳で200メートル自由形銀メダルだった松元克央(22=セントラルスポーツ)の金メダルがグッと近づくだけに、行方が注目される。