7月に行われた水泳世界選手権(韓国・光州)に出場した日本代表選手団の報告会が26日、都内で開催された。

 男子200メートル&400メートル個人メドレーの2冠を達成した瀬戸大也(25=ANA)は「イメージ通りの最高の結果が出せた。でも、ここからが本番。東京五輪では、一つでもいいので金メダルを獲得したい」と前を見据えた。

 大会後にオフを挟んだが、現在は「心が折れそうなくらい泳ぎ始めている」と苦手な泳ぎ込み練習に励む。東京五輪に向け、はずみをつけるためにも「(10月の)短水路の日本選手権で世界記録を出したい」と意気込んだ。

 女子400メートル個人メドレーで銅メダルを手にした大橋悠依(23=イトマン東進)は「失敗もしたけど、課題を確認することができた」と手応えを口にした。

 東京五輪では、400メートル個人メドレーでの金メダルと200メートル個人メドレーでのメダル獲得が目標だ。「今回の結果が、来年の結果を決めるものになるとは思っていない。まだまだ速くなれる部分が全然あると思うし、この冬にしっかりと練習に取り組みたい」とさらなる飛躍を誓った。

 東京五輪まで約1年。日本のダブルエースから目が離せない。