世界選手権2冠・瀬戸 小平奈緒から「金への刺激」

2019年07月30日 16時30分

瀬戸は今回獲得した3個のメダルを披露

 水泳の世界選手権を終えた競泳男子の瀬戸大也(25=ANA)が29日、韓国・光州から羽田空港に帰国した。200メートルと400メートルの個人メドレーで2冠を達成。両種目で東京五輪代表に内定し「2種目決められたのはうれしい。リオ五輪後に積み重ねてきたものを成果として出すことができた」と笑みを浮かべた。

 快挙を達成する原動力になった“勲章”もある。いまや競技の枠を超える存在となった瀬戸は、4月に都内で行われた「シンボルアスリート認定式」に出席。日本オリンピック委員会(JOC)が実力、知名度、将来性などを踏まえて選考したトップアスリートに前年に続いて認定されて「金メダリストがたくさんいて、その位置に立たせてもらってありがたい。ホントに周りの環境に恵まれている」と、まるで金メダルを獲得したかのように喜んでいた。

 その席で談笑した平昌五輪のスピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒(33=相沢病院)からも大きな刺激をもらった。「平昌五輪の小平さんのレースはすごく感動した。人間って4年間でやればやるだけ進化できるっていうのを見させていただいた」といい、その直後に「絶対に今年の世界水泳で金メダルを取る」と宣言していた。

 体操で五輪2連覇の内村航平(30=リンガーハット)を筆頭にフィギュアスケートの宇野昌磨(21=トヨタ自動車)、柔道の阿部一二三(21=日体大)ら各競技の「一流」と肩を並べる存在となり、競泳界をけん引する使命感が力になっているのは間違いない。

「東京五輪ではすべてにおいて完璧に泳げないと、自分の納得できる結果が出ないと思う」と気を引き締める瀬戸が、プール外でも大きな期待を背負っている。