競泳の世界選手権(7月、韓国・光州)の追加選考会となるジャパンオープン(東京辰巳国際水泳場、30日〜6月2日)を翌日に控えた29日、会場で前日練習が行われ、瀬戸大也(24=ANA)、大橋悠依(23=イトマン東進)らが参加した。

 4月の日本選手権では代表選出が17人にとどまったため、日本代表の平井伯昌監督(55)は「あと10人くらいは入ってもらわないと困る」とし、今大会での好記録を期待した。

 日本選手権の時点では池江璃花子(18=ルネサンス)やリオ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(24=ブリヂストン)が出場しないことでのメンタル面での影響を感じたというものの、4月末から今月初めにかけてのオーストラリア・ケアンズにおける代表合宿では手応えを感じたという。「選手がまとまって競い合えば、より良い練習ができる。いいチームワークも取れたので、今大会で形に表れると思っている」

 一方、不振で無期限休養中の萩野は今大会も欠場。平井監督は「いま日本にいないので分からないが、ボチボチやってるんじゃないのかな。僕も目の前のことで精一杯」と話した。