五輪正式競技のオープンウオータースイミング ここがスゴい!!

2019年05月22日 11時00分

給水は「釣り」のようにさおで水中の選手にボトルを渡す

 東京五輪で注目を集められるか。先週末(18日)に水泳の世界選手権(7月12日開幕、韓国・光州)代表選考会を兼ねたオープンウオータースイミング(OWS)のオーシャンズカップ(10キロ)が千葉・館山市の北条海岸で行われたが、関係者は競技の認知度アップにも頭を悩ませている。

 OWSとは海や川、湖といった自然の水の中で行われる長距離水泳競技だ。水質、天候、潮汐など自然条件の影響を受けることから、競泳とは異なる技術や知識が必要とされる。

 日本国内では日本水泳連盟主催のエリートレースのほかにも、各地で一般の選手が参加できる大会が開催されている。夏季五輪の正式競技になったのは2008年北京五輪から。スタート直後の激しい位置取り争いや、「釣り」をしているように見える“名物”の給水、コース取りの駆け引きなど見どころは多いが、歴史の浅さもあり人気の競泳と比べると認知度がまだまだ低いのが実情だ。

 日本水連の金子日出澄OWS委員長(59)は「参加している人は雄大な自然の中で泳げる気持ち良さは分かっているが、(競技を)見せるとなるとドローンやGPS、CGなどを駆使しないと誰がどこにいるのかが分からない」と課題を口にする。一方で「コストはかかるが、ちゃんと見せられるようになれば、駅伝やマラソンと同じように楽しんでいただける。レースはだいたい混戦になるし、潮がフォローになったときに一気にいったりする選手もいたりするので、そういった駆け引きを見てほしい」とその魅力を語った。

 世界選手権、東京五輪でのメダルの行方とともに今後は競技の見せ方もポイントになりそうだ。