【競泳日本選手権】「100メートル背泳ぎ」V6の入江陵介も世界派遣記録に届かず

2019年04月05日 16時30分

 競泳の日本選手権3日目(4日、東京国際辰巳水泳場)、男子100メートル背泳ぎはロンドン五輪銅メダルの入江陵介(29=イトマン東進)が6年連続8度目の優勝を飾った。だが、肝心のタイムは53秒53に終わり、7月に行われる世界選手権(韓国・光州)の派遣標準記録に届かず、代表入りを逃す事態となった。

 万全の状態で臨んだはずの入江は「ふがいなさ過ぎて悔しい」。ただ、不本意な結果に終わったのは他も同じ。女子100メートル平泳ぎ決勝では大本命と見られた青木玲緒樹(24=ミキハウス)や鈴木聡美(28=同)が派遣タイムを切れず、男子50メートル平泳ぎで同100メートルに続く2冠を達成した小関也朱篤(27=同)も世界切符を手にすることはできなかった。

 実力選手の相次ぐ“失態”に日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(55)は「何だか今回は雰囲気が重たいのかな」と首をかしげる。そんな中で気になる発言も。
「(2月の)コナミオープンのときから感じていたのが、次が日本選手権というのに記録的に満足いくものが少ないなと。あと1か月ちょっとでどうなるのかな、と思うところはあった」

 また、平井ヘッドは「選手の『記録をつくらなきゃ』という変な感じや、会話の中でも『大丈夫だと思うんですけどね…』と聞いていて不安になることもあった」と証言。池江璃花子(18=ルネサンス)、萩野公介(24=ブリヂストン)の欠場の影響について「それはないと思う」と否定したが“負の連鎖”に困惑した様子だった。

 3日目を終え、この日の男子200メートル自由形を制した松本克央(22=セントラルスポーツ)を含め、派遣標準記録突破はわずか3人。厳しい選考会が続きそうだ。