4月2日に開幕する競泳の日本選手権(8日まで、東京辰巳国際水泳場)の記者発表兼予想会が28日、都内で行われた。

 7月の世界水泳選手権大会(韓国・光州)の日本代表選考会を兼ねる同選手権には、リオ五輪400メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(24=ANA)や、大橋悠依(23=イトマン東進)らが出場。一方で、白血病で闘病中の池江璃花子(18=ルネサンス)とリオ五輪400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(24=ブリヂストン)は欠場する。

 日本水泳連盟の競泳委員長で、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(55)は「男女の主力を欠いた状態だが、若手にはチャンスをつかむ大会になる。エースがいなくても自分がやるんだという自覚を持ってくれれば」と2番手以降の選手の奮起を促した。