貴乃花親方 年寄総会と会見で全面謝罪「深く反省しています」

2018年03月28日 18時02分

謝罪した貴乃花親方

 日本相撲協会は28日、大阪府立体育会館で臨時の年寄総会を開き、数々の“問題行動”を起こしてきた貴乃花親方(45=元横綱)が出席し、自らの行動を全面的に謝罪した。

 元横綱日馬富士(33)の傷害事件への対応をめぐり、相撲協会と対立してきた貴乃花親方は民放のテレビ番組に無断出演し協会を批判、先の春場所前半は会場役員室に“無断欠勤”、弟子の十両貴公俊(20)が8日目(18日)に付け人を暴行した際にも会場にいないなどの問題行動を繰り返した。

 八角理事長(54=元横綱北勝海)ら役員も出席した会合後、年寄会会長の錦戸親方(55=元関脇水戸泉)ら各一門代表6人の親方衆が会見した。会合では貴乃花親方の問題行動について「真相が知りたい」と同親方に説明を求めた。錦戸親方によれば、貴乃花親方は「多大なご迷惑をかけた。反省してこのようなことはしない」とひたすら陳謝。「本人も間違っていたと言っていた」(入間川親方=元関脇栃司)という。

 親方衆からは「一門内の話では、本来なら契約解除の処罰にあたることを、6個も7個も違反している。契約解除が妥当ではないかという方もいた」(高田川親方=元関脇安芸乃島)と解雇を求める厳しい声もあった一方で、貴乃花一門は同親方の「契約解除だけは避けてくださいというお願いの文書を書いた」(千賀ノ浦親方=元小結隆三杉)とし、文書を協会に提出したという。

 親方衆の後に会見した貴乃花親方も冒頭から「私のこれまでの行動で、みなさんに多大な迷惑をかけたのでおわびした。深く反省しています」と平身低頭。マイクを両手で握り、真摯な姿勢を強調した。さらに同親方はこの日、日馬富士の傷害事件への相撲協会の対応に「重大な疑義」があるとし内閣府に提出した告発状を取り下げたことを明らかにした。この件も親方衆に報告したという。
 同事件への一連の行動も「いささか真実を追究しようという気持ちが強く、かたくなな姿勢を取ってしまった」と反省の弁を述べた。

 多くの親方衆が納得したわけではなかったが、錦戸親方は「真摯に反省していたが、これからの貴乃花親方の行動で示すしかない」と締めた。最終的に年寄会としては、29日に行われる理事会に貴乃花親方の処分を一任することが決まった。

 また、この日、26日に再任された八角理事長の新体制での職務も決まり、貴乃花親方は審判部に配属された。