大相撲春場所8日目(18日、大阪府立体育会館)、貴乃花部屋の十両貴公俊(20)が支度部屋で付け人を暴行したことが分かった。

 全取組終了後、日本相撲協会の春日野広報部長(55=元関脇栃乃和歌)が報道陣からの質問を受け「(暴行の)話は聞いています」と認めた。

 ただ、詳細については把握できておらず「そこ(発表)までには至っていない」とし、この日から調査を開始。19日以降も加害者と被害者から事情を聴く予定だという。

 貴乃花部屋では、昨年10月の秋巡業中に元横綱日馬富士(33)から暴行を受けた十両貴ノ岩(28)が今場所復帰した。一方で師匠の貴乃花親方(45=元横綱)は、元日馬富士の暴行事件を巡り相撲協会の対応に問題があるとして9日に内閣府に告発状を提出。同親方は会場の役員室への“出勤問題”も連日、注目を集めている。

 そうした中、貴乃花親方の弟子に暴行騒動が勃発。新たな波紋を呼びそうだ。