白鵬の怪行動に親方カンカン

2012年04月29日 14時00分

 立浪一門の足並み揃わず——。横綱白鵬(27=宮城野)の〝不可解〟な行動が波紋を広げた。大相撲夏場所(5月6日初日)を控え、立浪一門の連合稽古が4月27日、朝日山部屋で行われたが、白鵬は現れなかった。同じ一門で連合稽古への参加を見送った友綱部屋へ出稽古していたのだ。

 面目が丸潰れとなった師匠の宮城野親方(54=元幕内竹葉山)はカンカン。稽古の最中に携帯電話で「(連合稽古は)前々から決まっている。こっちだろ!」と声を荒らげる場面もあった。一門の長の雷親方(46=元幕内春日富士)は「強制ではない」と不問に付す方針を示すも困惑の表情。白鵬は「雨が降っているので」と報道陣を制し、意図を明確にしなかった。

 白鵬は東京開催の場所前は親交の深い大島部屋に出稽古をすることが慣例だった。その大島部屋は師匠の定年退職で24日付で閉鎖。所属力士は友綱部屋へ転属した。白鵬から見れば、同じ立浪一門とあって友綱部屋への出稽古も決して「不自然」なことではないと考えたようだ。

 ただ立浪一門は理事選(2月)で、雷親方を推す主流派の決定に逆らい、友綱親方(59=元関脇魁輝)が強行出馬し、落選。両者の間に〝遺恨〟が残っているのも事実だ。そうした一門の状況を表しているかのように、この日参加した関取は小結安美錦ら3人だけ。そこで白鵬が怪行動をとれば、様々な憶測を呼びかねない。連合稽古は28日も行われる予定で、白鵬の動向に注目だ。