2日に投開票が行われた日本相撲協会の理事候補選挙(東京・両国国技館)で、貴乃花一門から理事選に初出馬した阿武松親方(56=元関脇益荒雄)が、8票を獲得して初当選した。

 同親方は「相撲ファンに愛され、活力ある組織になるように非力ではあるが、全力で仕事をさせていただきたい」と抱負を語った。

 盟友の貴乃花親方(45=元横綱)は落選したが、「(理事選の)投票をしていただくのが相撲協会の活力になると話はしていた。投票していただくのが大事」と成果を強調。「大事な仲間で友人。これからも一生懸命仕事をさせていただきたい」と変わらぬ信頼を語った。