日本相撲協会の理事候補選挙の投開票が2日、東京・両国国技館で行われ、注目の貴乃花親方(45=元横綱)は落選した。全親方101人による投票で、同親方は2票だった。

 1期2年の理事の定員10人に対して、八角理事長(54=元横綱北勝海)、春日野親方(55=元関脇栃乃和歌)ら11人の親方が立候補した。貴乃花一門は初出馬した阿武松親方(56=元関脇益荒雄)に支持票を一本化しており、元横綱日馬富士(33)の傷害事件の報告を怠ったなどを理由に、1月4日に理事を解任された貴乃花親方は苦戦が予想されていた。

 同親方はこの日、午後1時過ぎに東京・江東区の部屋を出た際には報道陣の問いかけに応じず、無表情のままだった。

 また定員3人に4人が立候補していた副理事選挙は錣山親方(55=元関脇寺尾)が落選した。