暴力撲滅へ「再発防止検討委」設置した八角理事長の決意

2018年02月02日 12時00分

会見する八角理事長

 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で行われた理事会後に元横綱日馬富士(33)の暴行事件を受けて「暴力問題再発防止検討委員会」を設置すると発表した。

 委員長は元検事総長で弁護士の但木敬一氏(74)に決まり、元ソフトボール女子日本代表監督の宇津木妙子氏(64)ら3人が委員を務める。協会協力員として鏡山危機管理部長(59=元関脇多賀竜)ら7人の親方が名を連ねた。委員会は元日馬富士による傷害事件の原因や実態を把握し、再発防止策の提言を行う。今後は4月下旬~5月上旬に最初の中間報告を行い、7月末までに再発防止策の骨子を発表予定。10月をめどに最終報告書をまとめる見通しだ。

 八角理事長(54=元横綱北勝海)は「これまでも言い続けてきたが、これからも言い続けていかないといけない」と再発防止へ決意を示した。

 また、理事会では立行司・式守伊之助(58)のセクハラ行為に関して当事者間で示談が成立したことや、無免許運転疑惑の十両大砂嵐(25=大嶽)の協会による聞き取り調査が行われたことも報告された。大砂嵐の聞き取りに関して鏡山危機管理部長は「弁明は二転三転しており信用できない」と語った。そのため、警察の捜査と検察の処分が確定するまで無期限の自宅謹慎を命じ、正式な処分はその後に検討することになった。

 引退した元日馬富士への功労金を規定より3割減額することも決めた。尾車事業部長(60=元大関琴風)は「金額は申し上げられないが、元朝青龍のケースを参考にした」と説明した。