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【大相撲初場所】1敗死守の栃ノ心 初Vでもジョージア凱旋帰国お預け


栃ノ心は逸ノ城(右)を寄り切って1敗をキープ

 悲願の初Vでも…。大相撲初場所13日目(26日、東京・両国国技館)、ジョージア出身の幕内栃ノ心(30=春日野)が幕内逸ノ城(24=湊)を寄り切って1敗を守り、初優勝に王手をかけた。栃ノ心は勲章を引っ提げて妻子が待つ母国へ帰国することを熱望しているが、日本相撲協会は不祥事が相次いでいる事情から当面の間は力士らの海外渡航を認めていない。場所後の凱旋帰国は“お預け”となった。

 栃ノ心が逸ノ城を寄り切って1敗を守った。横綱鶴竜(32=井筒)が3敗に後退したため、14日目(松鳳山戦)に勝てば初優勝が決まる。取組後は「いい相撲だった。うれしいですね。自分の相撲が取れた」と納得の表情。賜杯を目前にしても「考えていない。明日のことは明日」と目の前の一番に集中する構えを見せた。

 同じジョージア出身のニノ夫人が昨年11月に母国で長女アナスタシアちゃんを出産。現在も帰国中で離れ離れの生活が続いている。栃ノ心は好成績を残し、今場所後に一時帰国して長女と初対面することを熱望していた。ただ、初優勝を果たしても凱旋帰国を果たすのは先になりそう。相撲協会は不祥事が相次いでいる事情などから、力士らの海外渡航を一時的に禁止しているからだ。

 師匠の春日野親方(55=元関脇栃乃和歌)は「普段から稽古は嫌いじゃないし、努力家。でも、ここまでやるとは」と愛弟子の活躍に目を細めつつも、一時帰国については「今回(初場所後)は研修会とか、いろいろやる予定があるので。ちょっと無理だな。もう少し暖かくなってからのほうがいい」と当面は認めない考えを明かした。

 所属する春日野部屋は、過去の力士の傷害事件が明るみに出て揺れている。単独トップに立った25日には朝稽古が非公開となった。栃ノ心は「そういう(土俵外の)ことは考えていない。一日一日、自分の相撲を取るだけだよ」と話す。

 14日目に勝てば2012年夏場所の旭天鵬以来となる平幕優勝が決まる。もちろん、優勝すればジョージア出身者では史上初。遠く離れて暮らす家族に向けても、最高のプレゼントになるに違いない。

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