日本相撲協会は13日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、昨年12月の冬巡業中に10代の若手行司にセクハラ行為を行った立行司の式守伊之助(58=宮城野)に対して、出場停止3か月の懲戒処分を下した。

 出場停止中は自宅謹慎を科し、その間は無報酬となる。伊之助は前日(12日)に相撲協会へ辞職願を提出しており、処分が明ける5月場所後に受理する。

 また、所属部屋の師匠の宮城野親方(60=元幕内竹葉山)と巡業部長を代行していた春日野親方(55=元関脇栃乃和歌)を厳重注意とした。

 八角理事長(54=元横綱北勝海)は「(元横綱日馬富士の)暴力問題に続き伊之助の不祥事があり、誠に申し訳なく思っております。相撲ファンの皆さま、そして関係者の皆さまには大変申し訳ない」と謝罪した。