「理事解任」決議を下された貴乃花親方の今後

2017年12月28日 15時54分

理事会を終え、部屋に戻った貴乃花親方

 元横綱日馬富士(33)の暴行事件で、被害者の十両貴ノ岩(27)の師匠、貴乃花親方(45=元横綱)が、28日の日本相撲協会の臨時理事会で「報告懈怠(けたい)」と「理事としての忠実義務違反」を理由に評議員会に「理事解任」の審議を求める決議を下された。

 貴乃花親方は理事会終了後、東京・江東区にある部屋に戻った。部屋の前で待っていた大勢の報道陣からの問いかけにも無言を貫き、いつも通り表情を崩さす部屋の中に入っていった。

 貴乃花親方の今後はどうなるのか。「理事解任」とだけ聞けば処分は仰々しいが、現在の理事の実質的な任期は来年3月の春場所まで。来年1月の初場所後には次期理事候補の選挙が行われる。

 日本相撲協会の八角理事長(54=元横綱)はこの日の会見で「仮に(来年)1月4日の評議員会で理事解任となった場合でも、1月場所のあとに行われる年寄会の理事選挙に立候補することは可能」と話した。理事候補選に通りさえすれば、降格からわずか3か月で理事に復帰できることになるのだ。本紙既報通り「貴乃花親方にとっては、大きなダメージとはならない」と見る向きもある。