被害者の貴ノ岩に救済措置「協会全体で守るべき力士」

2017年12月20日 18時54分

臨時理事会後に会見に登場した(左から)、鏡山理事、尾車理事、八角理事長、高野利雄理事

 元横綱日馬富士(33)が秋巡業中に幕内貴ノ岩(27=貴乃花)を暴行した事件を受けて開かれた日本相撲協会の臨時理事会(20日、東京・両国国技館)で、被害者の貴ノ岩に救済措置を取ることが決まった。

 危機管理部長の鏡山理事(59=元関脇)は「貴ノ岩は現在、入院中。暴力被害の後遺症がある。一方的な暴力を受けた被害者なので、協会全体として守るべき力士だと理事会で確認した」と説明。

 貴ノ岩は11月の九州場所を全休しており、来年1月の初場所では十両に下がることが確実。さらに初場所も休場する方向だけに、3月の春場所では幕下まで番付が落ちる可能性が高い。だが「3月場所の番付については配慮する」(鏡山理事)とし、八角理事長から初場所全休でも春場所では十両の最下位にとどめるとの提案があり、全会一致で了承されたという。

 また、前日に貴ノ岩を聴取した危機管理委員会の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)によれば「(貴ノ岩の体調は)快方に向かっている」という。